妊娠35週の妻が実践!!つらい妊娠中のむくみ(浮腫)対策3選

2016年10月13日

気がつけばお腹の子供は35週目に突入。これまでずっと母子ともに健康で産婦人科の先生にも「順調ですよ~」と言われ続けていたんですけどね。

先日、とうとう産婦人科の先生にとある点を指摘されました。

医者
ん~ちょっとむくんでますね。塩分摂取は気をつけて下さいね。
にゃ~い
医者
あと、あまり動いてないでしょ?少し動きましょうね
にゃ・・はい(--;

小柄な妻は足が細いというほどではないですがどちらかと言えば細い方。学生時代に陸上をやっていたせいもあるかと思いますが、太いなんて感じたことは一度もなし。

ただ、ここ2~3週間ほど気にはなっていたんですよね。あれ、ちょい足太くなってね?みたいな。

医者に言われたんじゃ仕方ない。しっかり対策を考えるとしましょう!!

 

妊娠中のむくみの原因は

女性ならご存知の方も多いかと思いますが、ここはおさらいと言うことでむくみの原因について説明しますね。

血液中の水分が血管のなかから外ににじみ出し、体の中に水分が溜まってしまっている状態です。

なぜこのような状態になるかと言うと、一言で言うなら血行不良が原因です。

 

立ち仕事などの肉体疲労により血行が悪くなる。足を冷やすことにより血行が悪くなる…など、様々な原因があります。

妊婦さんじゃなくても、女性なら誰しも1度は経験したことがありますよね?

夕方になると足がむくんで靴が履きにくくなる、手にむくみの症状が出る人は指輪が抜けなくなったりすることも。

 

男性はむくみに鈍感である?

個人的な意見ですが、男性はむくみに関して鈍感な人が多いような気がしますね。

サラリーマン時代の話ですが、よく職場の女性が「もぅ最悪。足がむくんでるし…」なんて言ってる姿を目にしました。

でも、「今日は足がむくんで大変だ~」なんて同僚、サラリーマン時代には居なかったんですよね。

 

実際、男性はポンプの役割をして血流を助ける筋肉の量が女性に比べて多いため、むくみにくいとも言われています。

自分にむくみの自覚症状が出にくいので、むくみに対しても鈍感なのでしょうね。

 

ちなみにプレイクメンの皆様、お宅の奥様、むくみは大丈夫ですか?

「あれ、今日はなんか足がむくんでない?大丈夫なん?」

なんて言ってあげると株とお小遣いが上がるかもしれませんよ?(笑)

 

でもこれ、きっと

「あれ、なんか足太くなった?運動不足じゃない?」

って言うと、怒られるんだろうなぁ(笑)

 

特に妊娠中は通常よりむくみやすい体質に

実は妊娠中は血液量が増えるため、通常よりむくみやすい体質になっています。

これは赤ちゃんへ栄養や酸素を送ったり、老廃物を受け取るため血液量が増加します。その量実に1.3倍~1.5倍!!

短期間にこれだけ体の変化が起こるのなら、そりゃむくみの1つや2つくらい出て当然ですよね。

 

酷いむくみは妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)にご注意を

うちの母親にも、妻の母親にも言われたのが、「妊娠高血圧症候群」(妊娠中毒症)には気をつろと言うお言葉。

昔は「妊娠高血圧症候群」の事を「妊娠中毒症」と言っていたらしく、50代以上の女性にこの話をされた時は、大体「妊娠中毒症」と言われました。

重症化するとすると母子共にリスクがあり、最悪胎内で赤ちゃんが亡くなってしまう…なんてことも。

 

実は義理の兄の奥さんは妊娠高血圧症候群と診断され、食事制限を受けていました。幸い症状は軽く、今では母子共に健康。お子さんも順調に育っています。

前置きが長くなりましたが、この怖~い妊娠高血圧症候群。症状としては血圧の上昇・尿蛋白のほかに、むくみ(浮腫)も含まれます。

なので、母子手帳にもそれらの項目を記載する箇所があり、妊娠中は特に注意して管理している…と言うわけなのです。

なお、厳密に言うと「妊娠高血圧症候群」と「妊娠中毒症」は同じ病気ではありません。

妊娠前にはなかったのに、妊娠中期以後になってからお母さんに高血圧、蛋白尿、浮腫(むくみや1週間に500g以上の体重増加)のいずれか一つ、あるいは2つ以上が現れる病気を以前は「妊娠中毒症」と呼んでいました。これは、お母さんや赤ちゃんにいろいろな障害を起こすことが多いので、昔から産婦人科医が妊婦さんの診察において一番注意を払ってきた妊娠中の異常です。

ところが、医学研究が進むにつれて、お母さんや赤ちゃんの障害に直接関係する異常は、「高血圧」が中心であることがわかってきました。言い換えると、血圧が正常である限り、蛋白尿あるいは浮腫だけ、またはその両方が認められたとしても、それだけではお母さんや赤ちゃんに急激な異常の起こることは少ないということです。したがって、高血圧をもつ妊婦さんは血圧が正常な妊婦さんとは区別し、より慎重に管理されるべきといえます。

そこで、私たち日本妊娠高血圧学会は約10年前より、当時の「妊娠中毒症」という病名を廃止して、高血圧が認められる場合に焦点を絞った病名を新たにつけることを検討してきました。その結果、日本産科婦人科学会が正式に2005年4月から「妊娠高血圧症候群」という病名を採用することになり、それ以後急速にこの病名が普及しました。

出典:日本妊娠高血圧学会 妊娠高血圧学会Q&A

 

妊婦さんのむくみ(浮腫)の全てが危険なのではなく、高血圧の方のむくみ(浮腫)がより慎重にならなければいけないということ。

足が少しむくんできたからと言って、あわてなくても大丈夫ですよ。

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妊婦の妻が実践!!むくみ(浮腫)対策3選

困った時は人に聞く!!いつもお世話になっている先輩ママ達や病院の先生、NETで調べた各種むくみ対策を妻が実践し、効果があったと言っている方法をご紹介します。

Ⅰ:まずは塩分の過剰摂取を控えよう

ごめんなさい。うちの担当のお医者さん、字が読みにくいんですよね…(苦笑)

写真右側、特記事項には「塩分制限」と書かれています。

妊婦の場合は1日の塩分摂取量を7~8g以下に抑えるのが理想との事。

それじゃー頑張って減塩にチャレンジしましょうか!!

 

で、塩7~8gってどれくらい?

写真に撮って乗せようかとも考えましたが、解りにくいかなと思ったのでこんなページを見つけてきました。

正直、毎日の食事で正確に塩分量を計算して調理するのは不可能に近いかと思います。

例えばラーメンと言っても、袋なのかカップ麺なのか。外食なら同じ醤油ラーメンでも店によって塩分量は違って当然。

「ヘイ親父!!このラーメン塩分どれくらい入ってる!?」

なんて、聞くわけにもいきません。と言うか、聞いても明確な答えは返ってこないかと…

 

わが家の減塩対策は!?

結局、塩分が多そうな食材・料理を極力避けるのが一番手っ取り早いかと思います。

ポイントは、「塩分摂取を抑えなきゃ」と日頃から思うこと。

例えばポテトチップスの場合。明らかに塩分多いですよね?パッケージの裏面を見ると、商品によっては塩分の量まで記載しているものもあります。

これを見てもまだポテトチップスを食べたいなら…ごめんなさい、我慢してくれとしか言えませんm(_)m

ほかにも、「醤油」を使うのではなく「ポン酢」で味付けをしたりするのも効果的です。

 

Ⅱ:カリウムを摂取して塩分対策

正直、これは偶然の産物なんですけどね。

カリウムには、体内の塩分を排出を促進する効果期待でき、むくみ対策になります。

で、このカリウムがよく含まれている食べ物はと言うと、こんな感じ。

野菜系 ほうれん草、春菊、かぼちゃ、ごぼう、にんじん
イモ系 さといも、さつまいも、じゃがいも
豆系 納豆、枝豆

小柄な妻は見た目通り小食なのですが、好きな食べ物(というか、よく食卓に上がるもの)は、

「にんじん」「さつまいも」「じゃがいも」「納豆」

見事にカリウムの多いものばかりです。

うちの例倉庫に常備菜として「にんじんシリシリ」「にんじんとツナの炒め物」「ポテトサラダ」「さつまいものきんぴら」のどれか(というか複数)は大体常備されています。

他にも上記食材を使ったメニューもありますし、この辺りがむくみに効いたのかな~とか思います。

あ、僕は納豆は好んで食べませんけどね!!

 

Ⅲ:やはり適度な運動はむくみ対策には効果的

ウォーキングやストレッチ等の軽い運動はむくみの解消に非常に効果的です!!

運動をする事により血行が良くなり…って、そんなことは誰でも知ってますよね。

問題は、「妊婦はむくみの改善に運動していいのか!?」と言うこと。

よく見ると上の母子手帳の写真、「塩分制限」の下にまだ記載がありますよね?そこの特記事項を見てみると…

「よく動くこと」

と、書かれています(笑)

厳密にはこの記載は、運動することによりお腹の赤ちゃんを下げ、自然分娩を早める…と言う理由なのですが、塩分制限がかかる前の段階で産婦人科医からは運動しろと言われていたようです(笑)

もちろん、過度な運動は厳禁。産婦人科医に相談のもとしんどくなったらすぐに中止…ですよ?

僕も夕方時間のある時に妻と一緒に散歩に出かけたり、買い物に行くのにショッピングモールや大型ディスカウントストア等店内を見て回るのに少し時間がかかる所に行くなどして、極力運動できるような環境を整えるようにしました。

おかげで僕も1kg体重が落ちたとか落ちないとか(笑)

 

その他先輩ママに勧められたむくみ対処法

あまり実践はしなかったのですが、先輩ママにお勧めされた方法が以下の2つです。

マッサージをする

旦那さんが戻ってきたら、ひたすらリンパマッサージをさせる…との事。

旦那様、本当にお疲れ様ですm(_)m

血行が悪くなるのがむくみの原因ですので、マッサージも効果的かと思います。

実際にわが家でも少ししていたのですが、思いのほかむくみの改善が早かったので、マッサージについてはあまり行いませんでした。

 

足をあたためる・半身浴

こちらも血行を良くするために温めてあげようと言う事ですね。逆に言えば、足を冷やすとむくみは悪化しやすいという事です。

最近は少し寒くなってきましたが、症状が出た当時はまだまだ暑かったので、あまりこれらの対策はとらなかったんですよね。

ただ、冬場となると話は別かと思います。

 

むくみは、妊婦さんにとってよくある症状です

ぱぱねこ妻の母子手帳
母子手帳を見ていただければ解りますが、おかげさまで塩分制限は1週間で解除。浮腫の値も正常に戻りましたとさ。

よくよく話を聞いてみると、担当の産婦人科医が言うには、

「今すぐ対策しないとやばいということではなく、いつもの検査結果より少し悪かった程度。過剰に心配する必要は無いけど気をつけて下さいね」

と、言う事らしい。

実は結構な割合で妊婦さんは足のむくみに悩まされるものだそうです。よくよく考えると、働いていた時も足のむくみに悩まされた方は結構いらっしゃるのでは?

妻も独身時代立ち仕事をしていて、1日中立ちっ放しな職場でした。そりゃ仕事が終われば足はパンパン。よくマッサージさせられたもんです(笑)

妊娠中は小さな変化でも過敏に反応しがち。気にし過ぎてストレスになっちゃうとそれはそれで問題です。

しっかりと対策して、ストレスを溜めないように心掛けて下さいね。

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