歯科医に聞く、親が赤ちゃんに虫歯をうつさないための対策

2017年7月19日

先日、定期健診で発見した虫歯の治療に行ってきました。

子供のころは虫歯になっても親に黙って隠していたんですけど、一度盆休みの最中に虫歯になり大変な目にあってからは定期的な虫歯の予防検診、早期治療を心がけるようになりました。

そんなとき、ふと思い出したの先輩ママから聞いたこのセリフ。

「子供がかわいいからと言ってあんまりキスとかしたらあかんで。虫歯菌がうつるから。」

子育て世代の家庭なら、一度は聞いたことがあるんじゃないですかね?

今回は、せっかく歯医者に行ってきたので、このあたりを歯科の先生に聞いてみました。

 

キスで子供に虫歯がうつるのは本当なの?

今回はいきなり結論を言ってしまいましょう。

歯科の先生が言うには、ズバリ

「元々赤ちゃんの口の中には虫歯菌はいません。しかし、虫歯菌が親から子供にうつることがあり、これが原因で子供が虫歯になることはあると言われています。」

だそうです。

 

そういえば僕と同い年の社長が過去1度も虫歯になったことがないらしく、すごくうらやましいなと思ったことがあります。

そんなにきっちり歯磨きをするようなタイプの人間ではないように思えたのですが、子供の頃に親から虫歯菌をうつされなかったのかもしれませんね。

 

子供へ虫歯をうつさないために

ここで気になるのが、

「じゃぁ、どういった対策をすれば子供に虫歯をうつさなくていいのか?」

ですよね。

しっかり歯科の先生に聞いてきましたよ~

 

子供と唾液の接触(キス等)を避ける

一番多いのがコレ。可愛い娘さんがいる新米パパのアナタ。大好きだからってほっぺにチューしたりしてませんか?

いや、してますよね。きっと!?(笑)

すみません、正直に言うと僕もうちの息子に…はい。

 

感染源で多いのが親の口から。わが子を可愛がるあまりに可愛い子供に親の唾液が…

と言う事ですね。

 

子供の手が親の口の中に入り虫歯菌が…

メガネやネックレスや服と言った身につけるものから髪の毛、耳など、可愛い赤ちゃんは何でも引っ張りますよね?

そこで、ご自身の唇を引っ張られた事ももちろんありますよね?

下手をすれば可愛いお手手が親の口の中に…なんて事も多々ありますよね!!

普段のスキンシップの中には虫歯菌に感染する危険がいっぱいなんです。

 

食器類にも要注意

唾液が直接口に入るケース以外によくあるのが、食器からによる感染です。

離乳食を食べている間はそうないかもしれませんが、大人の食べ物を食べれるようになると、お箸やスプーンなどを使いまわすことがあるかと思います。この使い回しにより間接的に虫歯菌に感染するケースがあるようです。

これもここらあたりがある親御さん、多いんじゃないでしょうか?

 

ちなみに話を聞いた歯医者さんの知り合いには、食器を別にするだけでなく親と子供の食器の洗い場まで別にしている人がいるのだとか。

いやいや、うちは洗い場2つあるような大きな家じゃないですから!!

正直、これはやり過ぎだと歯医者さんも言っていたんですけどね(笑)

 

親から以外の虫歯菌感染も…

虫歯菌を保有しているのは親だけではありません。

そう、度々遊びに来るおじいちゃんやおばあちゃん。兄弟がいる場合はもちろんのこと、親戚やご近所さん等、身近な人は虫歯菌を保有してない方の方が少ないはず。

あまり過剰に反応することは無いかと思いますが、リスクの1つとして気にとめておいて下さいね。

 

一番大事なのは、親の虫歯を治すこと

虫歯予防のイメージ話の最後に先生に言われたのがこの一言。

「一番の大切な事は、親が定期的な健診、適切な歯ブラシを行い虫歯を予防することですよ」

そりゃ、親が虫歯じゃなければ赤ちゃんにも感染しないですもんね。

少し営業トークが入ってる気がしないでもないですが(笑)

なんにせよ、赤ちゃんのためだけではなく自分のためにも虫歯予防を心がけましょう。

 

乳歯が生え出したら要注意

鹿野先生が言うには、実は歯が生えていない状態では虫歯菌は口内に定着しにくいみたいですね。

うちの子はこの記事を書いてる段階で約8ヶ月。まだ歯は生えてきていないようなので、今から気をつけておけば虫歯対策は十分効果が見込めるとお墨付きをいただいました。

逆に言うと、歯が生え始めてるお子さんがいるご家庭は要注意です。

 

ちなみに、「乳歯はどうせ生え変わるから虫歯になっても大丈夫」とか思ってる人、いませんか?

大丈夫だとは思いますが、虫歯があると言う事は口内に虫歯菌が大量にいると言うこと。

そんな状態じゃ、永久歯が生えてきてもすぐに虫歯になっちゃいますよ?

 

赤ちゃんの虫歯感染対策まとめ

では、今回の話をまとめてみましょう

  • 赤ちゃんの虫歯感染は、主に親の唾液から
  • 食器類(お箸、スプーン等も)からの感染も要注意
  • 虫歯菌は歯が生え出すと定着しやすくなります
  • 親もしっかりと虫歯対策を

こんな感じですね。

 

もちろん、対策をしても絶対虫歯にならないというわけではないでしょう。

しかし、事前に気をつけておく事により「虫歯に感染するリスク」を低下させることはできるはずです。

小さなころから虫歯の予防意識を持つ事が、子供の歯の健康に繋がる事は間違いなさそうです。

 

最後にもう一つ重要なお話を。

話を聞いた歯医者さんも言われてましたが、自分の子供を虫歯から守るため様々な事に気をつけることは大切です。

ただし、虫歯感染を恐れるあまり赤ちゃんとのスキンシップが減ってしまう事は大きな問題となるかと。

何事も過剰に反応し過ぎるのはよくないと言う事ですね。

 

わが子もそろそろ歯が生え始める時期。歯磨きが始まれば、新しい発見があるかと思うのでご報告しますね。

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