【体験談】大人の手足口病感染。回復までの経緯を対処法を交えて解説(写真付) Vol02
今までで最悪で二度とかかりたくないと言っても過言ではない手足口病の体験記VoL2。
本編では、いよいよ口の中の症状が悪化。飲食が苦痛になり大変な事になってしまいました。
まだ前回の記事を読まれていない方はコチラ
手足口病の感染被害、周囲でも増加中
本編の前にちょっと寄り道。
周囲のパパ・ママに聞いてみたんですが、やはり手足口病はかなり流行っているようですね。
同一県下において、1つの病院あたりの1週間の手足口病の患者が5名以上診断されると流行の警報が発令されるらしいですね。
僕が病院行った時はまだ大阪府に警報が出る前だったのですが、看護婦さんが最近患者が多いと言っておられましたしね。
以下、知り合いが感染した手足口病の症状を少しだけですがお伝えします。
友人A:1歳半の女の子(保育園で感染)高校時代の同級生なのですが、娘さんが保育園で手足口病に感染。やはり保育園内で流行していたらしく、2~3日少し高めの熱と発疹に悩まされたそうです。
幸いにも喉の痛みはそこまで無かったようで、ある程度ご飯をちゃんと食べれたのが早い回復に繋がったのかもしれませんね。
ただ、共働きの奥さんも感染し、3日ほど仕事を休む羽目に。風邪のような症状はあまり出なかったみたいですが、発疹が出て手がむずがゆかったとのこと。
仕事が接客業なので、復帰後も発疹が引くまではしばらく裏方に回る事になったようです。
ちなみに友人は奇跡的に発症しなかったとの事。ただ、潜伏している可能性もあるので注意が必要です。
取引先B:2歳半の女の子(習い事で感染)取引先の社長さん(女性)の息子さんも感染したようです。
幸い社長さんを含め他の家族の方にも感染しなかったようですが、息子さん自体は喉の痛みがひどかったらしくかなり大変だったようです。
こちらの息子さんはうちの子と同じ2歳。どうやら習い事の教室で感染したようです。
さて、いよいよ喉の痛みが悪化し耐え難い苦痛の日々が始まります…
5日目(火)手足口病、順調に悪化中
この頃になると、風邪の諸症状は多少マシになってきました。
ただ、昼間に熱がすこしぶり返し37度後半まで上昇。解熱剤が良く効くので熱に関してはそこまで心配していませんでした。
あと、気分的なものかもしれませんが、解熱剤を飲むと腫れが若干マシになるような気がして何ですけど…多分気のせいかな。(笑)
反面、手足口病の代名詞である発疹は悪化し、赤くはれている個所はむずがゆいではなく触ると痛みを感じるほどに。
この時の手足口病の痛み具合を具体例をあげて説明すると
- ペットボトルのキャップを開けるのが激痛。
- シート状の薬を取りだす時も痛い。
- マウスをクリックするのが苦痛。(できなくはない)
- スマホ画面をタップするのも痛い。
- スマホの指紋認証が抜けない(笑)
- 肘に発疹が発生。ほおづえをつくと痛い。
- 歩くのが痛くてつらい。特に階段。
- 髭がそれない。1回剃ったら発疹が潰れて大惨事に…
- 水分を取る時すら喉が痛むようになる。
- 耳の後ろあたりのリンパが異常に腫れる。押すと結構激痛。
とまぁ、最悪です。
ちなみに指紋認証ですが、発症より2週間ほどたった今も手足口病の発疹のせいで皮がめくれて指紋が薄くなっているため抜けません(苦笑)
あまり綺麗に写真が取れなかったのですが、手足口病の発疹でかなり苦労した1つが鼻の穴の回りにできた発疹。見事に水ぶくれになっており、ポンデリングのようなモコモコした鼻の穴になっています(苦笑)
鼻をかむのも大変ですし、鼻自体は発疹のせいか皮膚が硬くなっていて鼻の穴が少し小さくなっています。
良く見ると、周囲に水疱がチラホラあるのが確認できるかと思います。
地味に鼻の下(唇との間)ともかなりひどかったんですよ…
手足口病5日目の食事
柑橘系じゃなければ大丈夫かなーと思ったんですけど、それなりにしみましたね。
耐えれないレベルではなかったんですが、進んで食べたく無いレベル。
桃ゼリーもしみましたが、桃よりは前々マシでしたね。
先日肉まんの生地が大丈夫だったので、柔らかいパンなら大丈夫かと思いちぎりパンを食べてみたんですが…
うん、ダメでした。朝食の中ではこれが一番きつかった。
水よりもスポーツ飲料の方が飲みやすかったため、少量のパンをアクエリアスで何とか流し込みました。
醤油系のたれよりゴマだれの方がしみないのでは?と考えたんですが、これが大正解。
しっかり噛んで食べるのが大前提ですが、かなりストレスなく食べることが出来ました。
ただ、唇周りのできもののため、麺をすするのが若干しんどかったです。
金曜日までには何としても体調を整えなければならなかったので、無理を承知で家にあった黒糖ロールパンを食べる。
ポイントは細かくちぎって良く噛み、アクエリアスで流し込む!!
案外柔らかいパンなら、この方法で何とか食べれたかもしれませんね。
食事とは少し話がそれますが、喉のイガイガにはハッカの強い喉飴が良く、常に常備していました。
痛みが軽減されると言うよりは、メントールでごまかしてると言った感じですが。
正直、結構助かりましたよ。
相変わらず食べるのは結構しんどいんですが、何か食べないと回復も遅くなると考え無理矢理食べてる状態でしたね。
そんな中本日のメニューはクリームシチュー。喉越しはけっしていいとは言えませんが、案外しみないのではという期待の元いざ実食。
うーん、やっぱりそれなりにしみますね。食べれない事は無いけどやっぱりキツイ。
醤油系やポン酢系に比べれば前々マシですけどね。
卵サラダコッペとは、セブンイレブンで売っていた白くて柔らかいコッペパンに卵サラダが挟まったもの。
コレが意外と大丈夫だったんですよね。(まったく痛みが無いと言うわけではないですが)
パンがすごくしっとりしていて柔らかい点、卵サラダについてはマヨーズが良かったのかな?
もしかしたら風邪で扁桃腺が腫れている時とかも食べやすいのかもしれませんね。
6日目(水)手足はマシに。ただし喉は…
先日はペットボトルのキャップが開けれないくらい大変だった発疹ですが、少し回復の兆しが見えてきました。
もちろんなにか強い力を加えると発疹が痛むんですが、まだ我慢できる程度にはなりほっと一安心。
2日後の金曜日まで手足が使えない状態なら、取引先に連絡しなきゃいけないな~と頭を悩ませていたんですが、最悪の事態は回避できそうです。
下の写真は6日目の手の写真ですが、水疱が体内に吸収されクレーターのようなくぼみになってきています。
手足が手足口病の症状から順調に回復を見せる一方、口内の状態はさらにひどくなって行きました。
思い出してほしいんですが、唇を噛んで口内炎になってしまう時、噛んでから口内炎になるまで時間差がありますよね?
あんな感じで、手や足の発疹がピークになる時期と、口内の発疹がピークになる時期は少しずれているようです。
と言うより、口内の発疹が破裂し、口内炎に移行する…と言う表現が正しいかもしれませんね。
この記事の中でいちばんグロい写真です(苦笑)
舌で隠れて見えませんが、左の扁桃腺の下に特大の口内炎が隠れています。しかも複数。
これらは後に合体し、更なる悲劇を生みだします…
右側に見える白い出来ものも、全て口内炎になります。
やはり舌で隠れて見えない部分にもあるのですが、こちらは左側よりはマシで、何かを呑み込む際はなるべく左側を通すように工夫していました。
喉の上の方にも細かい発疹がありますが、こちらはほとんど口内炎になる事無く沈静化(ほぼ痛みなし。イガイガする不快感はありましたが)
代わりに良く見るとのどちんこ・さらにはその一番奥の食堂の入口くらいにも口内炎が見えます。
特に喉の奥はどうやら壁面一面に口内炎が拡大していたらしく、最終的には激痛と呼べるレベルにまで到達してしまいました。
色々NETで調べたりして覚悟はしていたんですが、夕方頃からとうとう喉の痛みがピークに達したようです。
すでに前日から飲食はおろか、唾液を呑み込むのも辛い状況になっていたんですが、更に悪化。
唾液が口の中に溜まってくるとなるべく外に出し飲み込まないようにしていました。
また、ひたすら喉飴を舐めて痛みをごまかしていましたね。
夕食後、喉にやたらゴロゴロ感を感じ、しばらくすると鋭い痛みが出たのでうがいをしてみる。
どうやら食事で口内炎が切れて出血したみたいですね。
我慢できるレベルの痛みで、うがいをすると一気にマシになったんですが、麺類食べただけでこんな状況なら本当に先が思いやれれますね。
ちなみに1回試しに息の抜けたコーラ飲んでみたんですが結構喉にきましたね。間違っても強炭酸とか飲んじゃダメですね。
23時。どうやらさらに口内炎が悪化してきてるようで、痛みが増してきました。
一応お医者さんからは炎症を抑える薬をもらってはいたんですが…
なんでも、症状によっては痛み止めを出してくれる場合もあるみたいですね。
僕もお願いすれば良かったと、本気で後悔しました…
手足口病6日目の食事
当然喉の調子は最悪ですが、なんとか食べきる。
やはり、柔らかいパンの方が食べやすいのかも。
卵サラダ自体は全然Okですね。
こう症状が長く続くと、自分なりに手足口病の際の食事について気をつけなきゃいけない事が見えてきました。
- 個体よりは液体の方が痛みがまし(炭酸・果汁系は別。)
- 液体は水よりスポーツドリンクが○(糖分があった方がいいのかも?)
- ぱさぱさしたものはNG。(口の中の水分が奪われるような食べ物)
- パン(生地系)はモノによる。しっとりしていて柔らかいものが良い。
- 一口が大きなものは控える。もしくは小さくちぎって食べる。
- 果物は意外とダメなものが多い感じ。
- 醤油や柑橘系の果汁は絶対ダメ。
ざっと纏めるとこんな感じ。
個人差もあるかとは思いますが、参考にして頂ければ。
先日も食べたゴマだれ冷やしうどん。どうやらこれが僕には一番あっているようで、本日も全く同じものを食べました。
完治後の今になって考えると、やはり冷たい麺類が一番食べやすかったですね。
もちろん味付けと具材は選びますが。
問題は、長い事食べてると飽きることですかね(苦笑)
あ、プリンも問題なく食べることが出来ました。
一応補足しとくと、食べやすかった=痛みが無いではないのでご注意を。
この頃になるとすでに麺類自体に飽きが来ていたんですが、そんな様子を妻が察し変化球でカルボナーラを作ってくれました。
クリームシチューがまだ食べれたのなら、カルボナーラも大丈夫なんじゃない?
という想定だったんですが、これも見事に的中。もちろん喉の痛みはあるんですがまだ食べやすかったです。
面が細かったのも良かったのかもしれませんね。あと、荒引きコショウは流石に遠慮しておきました。
7日目(木)喉の症状が悪化。本当に辛かった手足口病の症状
正直、今までそこまで大きな病気はした事はないのですが、僕の中では人生で一番しんどい一日といっても過言ではありませんでした。
その絶望感といったら、昔盆休みの初日に親知らずにかなり大きな虫歯がある事が発覚し、1週間ほど痛みに耐えた時と同じくらい。
何もしていなくても、終始口の中(喉の奥)が不快なんですよね。にぶーい痛みがずっとある感じ。
何となく唾液を呑み込もうとすると…喉が痛い。場合によってはかなりの激痛。
普通に会話するのも結構苦痛で、取引先や知人とのやり取りは理由を説明しメールもしくはLINEでお願いしていました。
ほかにもあくびをしたり咳込んだりした時と、まぁ口を動かす事があったらとにかく痛い!!
ハッカの強い喉飴をずーっとなめてました。ほんとにずーっと。
喉以外の調子はと言うと、熱も平熱に戻り体のだるさもほとんど無い状態まで回復。手足の発疹も見た目は酷いですが痛みやかゆみはほとんどひいてきました。
ただ、口内の不快感&痛みのおかげで正直仕事をする気にはならなかったですね…
夜に発疹についてはほぼ痛まないレベルにまで回復。内包物が吸収されてきたのかな?結構見た目が変わってきました。
どうやら明日の仕事は何とかなりそうですね。口内炎で喉が痛いのを我慢すれば(苦笑)
ちなみに↑の写真の赤い発疹部分ですが、後程全部皮がめくれます…
手足口病7日目の食事
本音を言うと何も口にしたくないくらい痛みが酷かったんですが、妻の勧めでやわらかーい白パンを半分食べる。
普通の水よりスポーツドリンクや乳製品系の方が喉へのダメージは少ない感じ。
ここが痛みのピークって事は理解していたので、明日にはマシになっている!!って自分に言い聞かせてなんとか飲み込みました。
先日おにぎりを小さめにちぎって食べたらまだ痛みがマシだったので、お寿司を少しづつ食べるのはどうかと考え回転寿司へ。
最悪冷たいうどんもあるし、何も食べれない事は無でしょうしね。
シャリは少しづつ食べれば概ねOK。ネタも飲み込みやすいものなら結構大丈夫でした。
あ、海苔はダメです。喉にへばりつくと大変な事に…
でも、結局最後は冷たいうどんを食べてました。そろそろマジでうどんに飽きてきた…(苦笑)
ここ1週間ほど、毎日食べてる気がしますね。冷やし麺。
ざるそばも考えたんですが、栄養バランス的な点とざるそばのつけだれってなんか喉にしみそうじゃないですか?
なので、うどん・そうめん・冷やし中華ばかりをチョイスしていました。
8日目(金)やっと先が見えた、手足口病の症状
運命の金曜日。この日は広島まで車で出張。帰りは翌日予定。
週の半ばは最悪痛みで仕事できないかな~とか思っていましたが、何とか動けるくらいまでには回復しました。
ただし、口内炎による喉の痛みはまだまだ酷かったんですがね。
とは言うものの、前日の筆舌に尽くし難い痛みに比べれば幾分マシにはなっているので、気分的にはずいぶん楽でしたよ。
ここから先は、1日ごとに喉の痛みは改善され、10日目の朝には何を食べてもほとんど痛まないくらいには回復しました。
ほんと、長かった…
発疹が回復しだすと、皮膚がめくれてくる
この日から早くから発疹になっていた個所は徐々に皮膚がめくれてきました。
基本的にほっとけば発疹になっていた個所は勝手にめくれてきます。無理してめくると皮膚が傷ついて出血しちゃいますのでご注意を。
って、どうしても気になる僕は何箇所かやっちゃいましたが(苦笑)
発疹だらけの手を人様に見られるのも気が引けますが、皮膚がめくれて痛々しい手を見せるのもなんだかなぁ…って感じでした。
ま、喉の激痛に比べたら全然大したことは無いですがね(笑)
指先は爪の生え際から第一関節の手前までぺろーんと綺麗にめくれました。しかも全ての指で。
手足口病の症状 その後の経過
喉の痛みもすっかり引いて、日常生活にも支障をきたす事が無くなってきたんですが、地味に気になるのが皮膚がめくれて気持ち悪い(気になる)と言うこと。
上の2枚は手足口病の発病から12日目の写真。手の方が症状が酷く、しかも早めに出ていたので回復も早いようですね。足はもうなんか水虫みたいになってますね(苦笑)
ちなみに足ですが、症状のピーク時皮膚がはがれている所は全て痛かったのでかなりの激痛でした。写真は無いんですが、かかとも綺麗に皮膚がめくれてますしね。
手足口病の発病から3週間近くたった今の手の写真。発疹だった所は全て皮がめくれ、あまり気にならない程度まで回復しました。
発疹の跡は残るの?
さて、実際に大人が手足口病に感染した場合、発疹の跡が残るかどうかが気になる方も多いはず。
特に女性にとっては、大変な問題ですよね。
お医者さんに聞いたところ、かきむしったりして傷になったりしてなければ、しばらくすれば概ね跡は消えます。とのこと。
何度もオッサンの写真ばかりで申し訳ないですが、発症18日目の写真を1枚。
ひげそりの際顎回りの発疹(水疱になってましたが)はほぼすべて潰れたんですが、今のところほとんど跡は残りそうにないですね。
ただ、全部綺麗に消えるか?と言われると、僕の場合は一部残っちゃうかもですね。(発疹が潰れたとこなのでしょうが無いのですが)
女性の皆様、くれぐれも発疹はつぶしちゃだめですよ?
以上、ずいぶんと長くなりましたが手足口病の体験談でした。
まだまだ手足口病の流行は続きそうなので、感染にはくれぐれも気をつけて下さいね。
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