我家に子猫がやってきた!! 猫を飼う心構えは大丈夫?
先日のブログでも記載しましたが、愛猫ペンネが我家に来てからちょうど一年が経ちました。
初めはこれから猫との生活を想像しテンションがめちゃくちゃ高い半面、生き物を預かるという責務に若干の不安もありました。
今日は、これから猫を飼おうかと思っている人のために、猫との生活の心構えを僕の経験を踏まえてお話ししたいと思います。
そもそも、なぜ猫を飼うのか?
ほとんどの人は、「猫がカワイイから!!」って理由でしょう。実際、僕も妻もそうでしたしね。
妻は元々鳥が好きで、趣味の写真も鳥の写真ばっかりだったんですが、いつの間にか猫派に転向。結婚前に、「結婚後は必ず猫を飼う!!」というマニュフェストを提示させられました(笑)
例えば人によっては「犬を飼って散歩することで健康になる!!」とか、「子供に生き物の大切さを学ばせる」とか「アニマルセラピーで心身共に健康に♪」とか様々な理由があるかと思います。
別に脅すつもりはありませんが、猫に限らず動物を飼うことはそれ相応の労力と金銭的負担が発生します。
そこをきちんと理解せず、「カワイイから♪」という軽い気持ちで猫を飼うことにより行き場の失った猫が増えるのは悲しいことだと思います。
以前、友人が「ペットショップで見つけて、運命の出会いだと思ったの!!」とか言って即決でスコテッシュフォールドを購入。
一人暮らしの彼女は、なんと1ヶ月で実家に預けてしまいました。
捨て猫にならなかっただけその子は幸せだと思いますが、高いお金を払って買ったのに、たった一ヶ月で放置プレイですか!?と、憤りを感じました。
「可愛いから」という理由だけで猫を飼うなとは言いませんし、そんな権限もないんですが。
ただ、飼い始める前にもう一度猫を飼う心構えについて考えてくれればなーと思います。
猫を飼う心構え 環境・生活編
まずは猫を飼える環境があるかどうか。飼い始めた後の環境や生活についてまとめてみました。
そもそも、あなたのお家は猫が飼えますか?
とても単純な話、「ペット可のマンションなのかどうか?」であったり、「家族に猫アレルギーの人がいたりしないか?」だったり。
家族がいる場合は、家族全員の同意がとれているかも大事なポイントです。
猫の世話をする時間はあるか?
ご飯や猫砂を飼いに行く時間、遊んであげる時間、ブラッシングや爪切り等世話をする時間は意外とかかります。
相手も生き物ですから、こちらの都合は関係なくかまってほしい時は寄ってきます。
子猫の時期は急に体調を崩したりして病院に連れていかなければならなかったり、ご飯を食べなくなったり等色々なことがおこります。その都度きっちり対応できる時間と環境がありますか?
長期間の外出が大変に
例えば旅行する場合、ペットホテルに預けたり、身内に猫の世話をお願いしたりと気楽に旅行に行けなくなります。
近所の動物病院を調べておきましょう
避妊手術やワクチンの接種等、猫を飼うと必ず獣医さんにお世話になります。
うちはたまたま近場に住んでる親友の奥さんが猫好きの獣医さんなので、いつもお世話になっています。
車の有無によって移動範囲も限られるでしょうし、お仕事をされてる方だと動物病院の営業時間も気になるところ。
猫を飼うことが決まったら早めに近辺の動物病院を調べておきましょう。
また、知り合いに猫を飼っている人がいれば、その人に聞くのも良い動物病院を見つけるポイントです。
必ず、愛猫との別れの時がきます
僕は小学校の頃、じろうという名前のウサギを飼っていました。自分なりに可愛がって面倒を見ていたつもりで子ウサギの時から一緒に暮らしてました。
小学校5年生の時明らかにウサギが弱っているのを発見。当時は近所に動物病院もなく、たまたま父が出張に出かけていたためどうすることも出来ず、翌日僕が学校に行ってる間に息を引き取りました。
じろうが学校に行ってる間に旅立ったのは、僕に対しての優しさだったのかな~とか今では思ったりします。
こんなことが必ず起こるということをきちんと覚えておいてください。
※完全室内飼いを推奨します
個人的な意見と言われればそうかもしれませんが、猫を外に出すと感染症を貰ってきたり、野良猫とのケンカでケガをして戻ってきたり、最悪戻ってこなくなったりと色々なリスクがあります。
猫のためでもありますが、飼い主にとっても完全室内飼いの方が安心できるかと思います。
猫を飼う心構え 出費編
犬に比べたらまだ安い方なのですが、当然のことながら猫を飼うにもお金がかかります。実際に我が家でかかった金額をご紹介しますので参考にして下さい。
猫を飼うのに必要最低限な備品
消耗品・ご飯は別として、僕が子猫のペンネを迎えるのにそろえた備品はというと…
- ケージ(レンタルのため無料。買うと6,000円~)
- ご飯・お水用の食器 1,500円くらい2個
- 猫用トイレ 1,500円くらい
- お出かけ用キャリー ¥3,600円くらい
- おもちゃ各種 4,000円くらい
- グルーミング用ブラシ 1,000円前後
- 小さな爪とぎ付キャットタワー 4,800円
- ダンボール 0
- あふれんばかりの猫への愛情 Priceless
ざっとこんなもんですかね。合計でケージ抜きで¥17,000ほど。おもちゃなんかは飼い主の趣向でいくらでも使っちゃいますね!!(笑)
ペンネを引き取った時、担当してくれたNPO法人の方から、
「子猫なんでしばらくはケージに入れて慣れさせてあげてほしい。自分の場所があるのは猫にとって良い事なので、こちらで準備しますので使って下さい」
とのことで、ケージについてはありがたくお借りしました。
ある程度大きくなれば必要ありませんが、子猫の間はあると何と便利ですよ。
飼い主が外出して猫が一匹でお留守番するときとか。何をしでかすかわかりませんから、やんちゃな子猫は(笑)
ペンネの場合は夏だったので、数日後ひんやりする金属プレートとか布製の家(夏用)あたりを買い足しました。
季節によっては暑さ・寒さの対策としてこれ以外に必要なものが出てくることもあるかと。
子猫は特にかわいいし、飼い始めは愛情も強いだろうから少々のお小遣いの減少は問題なし!!(笑)
猫のご飯・トイレ用品等の消耗品
どちらも単価は安いんですが、毎日必要になるものが多いですからね。
さらに、ご飯もそうですが、猫砂についても「飼い主側の使い勝手」と「猫の気に入る素材かどうか」という問題があったりします。
大体は慣れてくれるかと思いますが、この辺りは試してみないことには解りませんね。
- 猫のご飯(総合栄養食)
- 猫のおやつ※必須ではないが、あると猫も人も喜びます♪
- 猫砂(トイレの砂)
- ペットシーツ(システムトイレの場合、専用のものがあったりするので注意)
猫のご飯・おやつ
まず、ご飯と言えばカリカリ。ちゃんと「総合栄養食」と書かれているものを用意しましょう。
総合栄養食とは、水と総合栄養食だけを与えれば、必要な栄養素がすべて賄えるご飯になります。
それに対し、一般食といって人間で言う「おかず」に当たるキャットフードがあり、こちらばかりを与えると栄養バランスが悪くなるので注意が必要です。
これらの分類は、パッケージに記載されていますのできちんと確認しましょう。
おやつは「総合栄養食」を与えていれば、栄養素的には必要ありません。しかし、猫にとって食べることは喜びです。美味しいおやつを飼い主にもらえたら…
あとは、わかりますね?(笑)
ただし、人間用の食べ物は塩分が多く、猫に向いていないものが多いので猫専用のものを用意しましょう。
猫砂・ペットシーツ等のトイレ用品
基本的には一度決めたものをずっと使っていけば問題はありません。逆に、途中で別のものに変えると猫が嫌がってトイレをしなくなったりすることもあります。
保存がきくものなので、場所が許すのならネット等でまとめ買いをするのがお得ですよ。
結局、猫のご飯・消耗品の費用は?
ざくっとした計算になりますが、ご飯・おやつ・トイレ消耗品にかかる費用は、月額で2,000円近辺といったところでしょうか。もちろん消耗品ですので、単価によっては年ベースだと結構な差が出るかと思います。
猫の医療費
出費の中でも一番大きなものが、医療費です。子猫の場合、
- 血液検査(猫エイズ等3種) 8,000円ほど
- ワクチン接種(年3回 感染症対策)1回4,000円ほど
- 避妊手術 (メス) 30,000円程度
この辺りが初年度の出費としては大きいんですよね。避妊手術については、
- 猫を頂いたNPO法人との契約で必須であった
- 一部の病気の発生を軽減することが出来る
- 万が一脱走した時用の対策
- そのままだと、発情期が来た時大変
上記のような理由から、色々思う所はありましたが避妊手術を行いました。
猫の器物破損
結婚直前の家具屋にて、妻にさんざん言い聞かせてきたことがあります。
「猫を飼うなら、いい家具買ってもボロボロにされるよ!!」
と。
その時買ったソファーの肘掛は、今では見るも無残な外観へと変貌しました。爪とぎはちゃんと別に用意してるのですが、どうもお気に入りのようですね。
初めのころは、その都度叱ったり(今でも叱りますが)猫のしつけスプレーを使用したりしてみましたが効果薄。そもそも外出中にやられたらどうしょうもないし…
ってわけで、あきらめました(苦笑)
うちのペンネが破壊した大きなものと言えばこのソファーくらいなのですが、猫ちゃんによっては壁紙やらタンスやらと色々ガリガリされちゃうことは覚悟しておいた方が良いかと。
あと、細かい話ですが携帯の充電器とかを噛まれて壊されると地味にへこみます(苦笑)
ある意味今回お伝えする心構えの中で、一番お金のかかる項目かもしれませんね。
猫を飼うのに必要な心構え まとめ
- そもそも猫を飼える環境があるのかどうか確認しましょう
- 何かと手間がかかります。時間もとられます。
- 結構お金もかかります。
- 最後の時まで、しっかり面倒を見てあげて下さい。
要約すると、こんな感じですかね。
色々書いてきましたが、猫との生活は癒しです。日常生活で疲れた心を間違いなく癒してくれます。ただ、手間のかかることも事実なのでしっかりと考えてから猫を飼うようにして下さいね。
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